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京都国立博物館 平成知新館
きょうとこくりつはくぶつかん へいせいちしんかん / Kyoto National Museums Heisei Chishinkan
京都博物館の平常展示館で、森田慶一設計の建物を解体し、新たに谷口吉生設計によって建設された建物です。90°回転した位置には片山東熊設計の明治古都館(旧・本館)が建っています。明治古都館が西側の正門から入る東西の軸に対し、平成知新館は南門から入り南北の軸を基準に建てられています。同じ敷地内でありながら、視点を90°変えることで様式が全く異なる建物が目に入るのが面白いです。二つの建物が上手く共存しています。また新しく作られた南門の設計も、平成知新館同様谷口吉生です。
外観は横長の直線的な建物で、正面ファサードは薄い庇と細い柱、そして鑑賞池があります。同設計者による東京国立博物館 法隆寺宝物殿(1999年)、つくば市のつくばカピオ(1996年)と似ています。平成知新館の竣工は2013年ですが、1998年の公募プロポーザルで選定されているので、その頃設計されたと考えると同年代の作品との類似も納得がいきます。
京都国立博物館 ホームぺージ (別ウィンドウが開きます)
設計 | : | 谷口吉生/谷口建築設計研究所 ※たにぐちよしお |
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施工 | : | 戸田建設 |
竣工 | : | 2013年 |
階数 | : | 地上4階、地下2階 |
所在地 | : | 京都府京都市東山区茶屋町527 周辺の地図 【Googleマップ】(別ウィンドウが開きます) |
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