白川公園の東南部に位置し、自然の中で静かに美術作品が観賞できるようになっています。
公園内には、他に市科学館・プラネタリウムがあり、「文化の香り高いまち名古屋」を演出しています。
美術館の裏側に寝ている像には少しビックリです。

ブロンズ像 ブロンズ像

美術館は3層構造になっており、1層が地下に埋まる形で作られています。
ここのロビーは、2階の3層まで吹抜け構造になっており、ここが地下だと言う事を忘れてしまいそうです。
またロビーには、ブロイヤーのワシリーチェアやミースのバルセロナチェアなどが置いてあり、
2階にも、ミースのバルセロナスツールやコルビュジェのLC1などが置いてあります。

ロビー ワシリーチェア バルセロナチェア
ロビーの3層吹き抜け バルセロナスツール LC1:スリングチェア

この建築の主要なテーマとして、西欧と日本の文化、あるいは歴史と未来の共生が挙げられています。
西欧の建築様式や江戸の天文図等を引用し、正面入り口のアプローチグリッドと呼ばれる枠組み空間は、鳥居を。
裏側にある観賞池は木曽川上流・中流のイメージを。
他にも犬山市にある国宝である茶室・如庵の写しや、名古屋城城壁のイメージなどもあります。

アプローチグリッド 裏側の観賞池 茶室・如庵の写し

今回、市美術館を見学に行ってバルセロナチェアやLC1に座れたことが感動でしたよ。

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DATA

名古屋市美術館

建物名 名古屋市美術館
※なごやしびじゅつかん
設計 黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所+名古屋市建築局
※くろかわきしょう
竣工 1987年
用途 美術館
建築面積 2,213.26m2
延床面積 7,232.41m2
構造 鉄筋コンクリート造 (一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
所在地 愛知県名古屋市中区栄二丁目17-25
周辺の地図 (マピオン)
サイト 名古屋市美術館 ホームページ

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